2011年11月6日日曜日

子供達を守るということ

こんばんは。あるです。

福島原発の事故から、早いもので半年以上が経ちました。

東日本大震災(私の実家も被災しました)と並んで、間違いなく今年の重大ニュースのうちの一つに数えられるでしょう。

近所のスーパーで、果物の安売りをしばしば見かけます。

産地は大抵「福島県」です。

とても悲しい気持ちになります。

おそらく、被災者支援の意味も込めて、積極的に被災地の農作物を購入している方もいらっしゃるでしょう。

しかし我が家では、東北地方・北関東の農作物、静岡以北の海産物は、出来るだけ買わないようにしています。

被災地の物が売れなかったり、叩き売りされている現状を見て、「風評被害だ」と憤慨している方もいらっしゃるかもしれません。

風評被害自体は、確かに良いことではありません。

しかし今回の件は、「風評被害」には街頭しないと思っています。

そもそも「風評被害」というのは、本来あるべき事実に反して広がる噂などによって起こる被害であって、実際福島をはじめとする東北や北関東の農作物の安全が、全く担保されていない状況なのです。

事故直後、国は農作物の安全性をアピールするために、サンプルの線量検査を実施し、「暫定基準値」の枠内なので安全であるという結論を出しました。

しかし、計測は全て丁寧に水洗いしてから行うようにという指示も同時に出しています。これなら線量が下がるのは当たり前です。しかもこのことは、テレビや新聞等のメディアでは報道されていません。

さらに、この「暫定基準値」にも問題があります。

「暫定基準値」というやつは、その物一種類を摂取し続けた場合の基準で、実際には、他の食物や水や大気からも被爆はしてしまうのです。しかもその値は、「発展途上国の子供が他に食べる物が無くて仕方なしに摂取できる最悪値」よりもずっと高い値が設定されているのです。

なぜ、このことを国民に知らせないのでしょう。

これだけ情報が怪しいと、子供を持つ親としては(私もそのうちの一人ですが)、安全側の策を講じるしかなくなります。

今回の件で仮に「風評被害」が存在しているとすれば、犯人は正確な情報を開示しない政府と東電です。

被災地の人には全く非は無いのに、手塩にかけて育てた農作物や畜産物が売れないという、理不尽極まりない現実があります。

国や東電には、被災者への無条件補償の義務があり、即刻正確な線量の測定と開示を行う義務があります。

この国の役人や政治家達は、嘘をついてまでも東電を守って、代わりに大切な子供達を殺そうとしています。

私は、誰になんと言われようと、最低限我が家の子供だけは守りたいと思っています。

だから、これからも産地を選んで食品を買います。



リネ全然関係無いじゃんorz


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